トップ
>
片側町
>
かたがわまち
ふりがな文庫
“
片側町
(
かたがわまち
)” の例文
元来が往来の少ない
片側町
(
かたがわまち
)
、ほかの店の者はあわてて奥へ逃げ込んでしまったので、これだけの人間が係り合いになったわけです。
半七捕物帳:60 青山の仇討
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
江戸川の
片側町
(
かたがわまち
)
から横へ曲がる。高台へ
拠
(
よ
)
ってかなり大きな構えである。藤井紋太夫のやしきはそこだった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ところどころ、川べりの方の
家並
(
やな
)
みが
欠
(
か
)
けて
片側町
(
かたがわまち
)
になっているけれど、大部分は水の眺めを
塞
(
ふさ
)
いで、黒い
煤
(
すす
)
けた
格子
(
こうし
)
造りの、
天井裏
(
てんじょううら
)
のような低い二階のある家が両側に
詰
(
つ
)
まっている。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
側
常用漢字
小4
部首:⼈
11画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“片側”で始まる語句
片側
片側帯
片側帶
片側街
片側道