“爍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とら50.0%
れき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金をとらかす日影椎の梢に残り、芝生はすでに蔭に入り、ひぐらしの声何処からともなく流れて来ると、成人おとなも子供も嬉々ききとして青芝の上の晩餐ばんさんの席に就くのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
お勢がこのような危い境に身をきながら、それには少しも心附かず、私欲と淫欲とがれきして出来でかした、軽く、浮いた、けがらわしい家内の調子に乗せられて、何心なく物を言っては高笑たかわらいをする
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)