燈盞ひあかり)” の例文
新字:灯盞
嬉しきときばかり親しまれる光ならば、それは祭りの提燈のであります。悲しき場合には点されません。悲しきときばかり懐かしめる光ならば、それは獄屋の庇に洩れる燈盞ひあかりであります。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)