熱症ねつ)” の例文
薬をんでいるし、手当も十分なはずなのに、どうしたのか、こんどの熱症ねつはさがらない。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうしてこう痩せてしまうのかしら——そこについ神経質な悩みと熱症ねつがからむ。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
城太郎とこんな話をしているうちは、熱症ねつも体の痛さも忘れている彼女であった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)