トップ
>
熙
>
あきら
ふりがな文庫
“
熙
(
あきら
)” の例文
清岡
寓
(
ぐう
)
と門の柱に表札が打付けてあるが、それも雨に汚れて
明
(
あきらか
)
には読み得ない。小説家清岡進の老父
熙
(
あきら
)
の隠宅である。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
静に格子戸を明けると
寂
(
しん
)
とした奥の
間
(
ま
)
から、「どなたじゃ。」という声がして、すぐさま
襖
(
ふすま
)
を明けたのは、真白な
眉毛
(
まゆげ
)
の上まで老眼鏡を
釣
(
つる
)
し上げた主人の
熙
(
あきら
)
であった。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
その時分進はまだ
駒込
(
こまごめ
)
千駄木町
(
せんだぎちょう
)
にあった老父
熙
(
あきら
)
の家にいて、文学好きの青年らと同人雑誌を刊行していたのであるが、鶴子が離別されると間もなく父の家を去って鎌倉に新家庭をつくった。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
熙
漢検1級
部首:⽕
14画
“熙”を含む語句
康熙
康熙字典
熙々
康熙帝
近衛忠熙