“熙々”の読み方と例文
読み方割合
きき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(一)春台しゆんだいの語、老子に出でたりとは聞えたり。老子に「衆人熙々きき如享太牢たいらうをうけるがごとし如登春台しゆんだいにのぼるがごとし」とあるは疑ひなし。然れども春台を「天子が侍姫にたはむるる処」とするは何の出典に依るか。
念仁波念遠入礼帖 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
天下壌々じょうじょう利のために往き、天下熙々きき利のために来たる。その来たるや風のごとく、その往くや潮のごとし。その集まるや、需用の求心力あるがゆえなり。その散ずるや供給の遠心力あればなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)