“熙々(きき)” の例文
(一)春台(しゆんだい)の語、老子に出でたりとは聞えたり。老子に「衆人熙々(きき)。如享太牢(たいらうをうけるがごとし)。如登春台(しゆんだいにのぼるがごとし)」とあるは疑ひなし。然れども春台を「天子が侍姫に戯(たはむ)るる処」とするは何の出典に依るか。
念仁波念遠入礼帖 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
天下壌々(じょうじょう)利のために往き、天下熙々(きき)利のために来たる。その来たるや風のごとく、その往くや潮のごとし。その集まるや、需用の求心力あるがゆえなり。その散ずるや供給の遠心力あればなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)