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煢々
ふりがな文庫
“煢々”の読み方と例文
読み方
割合
けいけい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けいけい
(逆引き)
以上は主人が当夜
煢々
(
けいけい
)
たる孤灯の
下
(
もと
)
で沈思熟慮した時の心的作用をありのままに
描
(
えが
)
き出したものである。彼の頭脳の不透明なる事はここにも著るしくあらわれている。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
他年
煢々
(
けいけい
)
孤立、五洲の内を環顧するに一の同種の国なく一の
唇歯輔車
(
しんしほしゃ
)
相倚
(
あいよ
)
り
相扶
(
あいたす
)
くる者なく、徒らに目前区々の小利を
貪
(
むさぼ
)
りて千年不滅の醜名を流さば、
豈
(
あに
)
大東男児無前の羞に非ずや。
斗南先生
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
二人は
煢々
(
けいけい
)
として
無人
(
むにん
)
の
境
(
きょう
)
を行く。
二百十日
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
煢々(けいけい)の例文をもっと
(3作品)
見る
煢
漢検1級
部首:⽕
13画
々
3画
“煢”で始まる語句
煢然
“煢々”のふりがなが多い著者
中島敦
夏目漱石