“焼抜”の読み方と例文
読み方割合
やきぬ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ジャンと来て見ろ、全市かわらは数えるほど、板葺屋根いたぶきやねが半月の上も照込んで、焚附たきつけ同様。——何と私等が高台の町では、時ならぬ水切みずぎれがしていようという場合ではないか。土の底まで焼抜やきぬけるぞ。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)