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然様
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さう
ふりがな文庫
“
然様
(
さう
)” の例文
旧字:
然樣
扨
(
さて
)
将門は良将の子であるが、長子かといふに
然様
(
さう
)
では無い。大日本史は系図に
拠
(
よ
)
つたと見えて第三子としてゐるが、第二子としてゐる人もある。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
高望王が上総介、六孫王が武蔵介、およそかゝる身分の人〻がかゝる官に任ぜられたのは当時の
習
(
ならひ
)
であるから、興世王も
蓋
(
けだ
)
し
然様
(
さう
)
いふ人と考へて
失当
(
しつたう
)
でもあるまい。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
其時分は折節
然様
(
さう
)
いふ人が有つたもので、
律詩
(
りつし
)
の一二章も座上で作ることが出来て、一寸
米法
(
べいはふ
)
山水
(
さんすゐ
)
や
懐素
(
くわいそ
)
くさい草書で白ぶすまを汚せる位の器用さを持つたのを
資本
(
もとで
)
に
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
ところが
異
(
をか
)
しいこともあればあるもので、将門の方で貞盛を悪く思ふとか悪く
噂
(
うはさ
)
するとかならば、
媢嫉猜忌
(
ばうしつさいき
)
の念、俗にいふ「やつかみ」で自然に
然様
(
さう
)
いふ事も有りさうに思へるが
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
様
常用漢字
小3
部首:⽊
14画
“然様”で始まる語句
然様々々
然様〻〻