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無間
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むけん
ふりがな文庫
“
無間
(
むけん
)” の例文
や。行は一念十念むなしからずと信じて。
無間
(
むけん
)
に修すべし。一念なおむまる。いかにいわんや多念をや
法然行伝
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
無間
(
むけん
)
の地獄に堕ちるように、
聖道門
(
しょうどうもん
)
のほうではいうが、われわれ他力本願の念仏行者は、決して悪人といえども、それがために、憎むこともできない、避ける必要も持たない。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
無間
(
むけん
)
の鐘や、
梅
(
うめ
)
が
枝
(
え
)
の
手水鉢
(
ちょうずばち
)
じゃああるめえし、そんなにおめえの力で——」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
身の毛もよだつ
無間
(
むけん
)
奈落
(
ならく
)
だ。こいつをちらとでも
覗
(
のぞ
)
いたら最後、ひとは一こともものを言えなくなる。筆を執っても原稿用紙の隅に自分の似顔画を落書したりなどするだけで、一字も書けない。
ダス・ゲマイネ
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
無間
(
むけん
)
の底につづく密室の中で、病後の竜之助なるものを完全に絞殺して、その地下底深く投げ落して秘密に葬ったという説を、まことしやかに言い触らして歩く者もある。
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
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無間
(
むけん
)
奈落
もの思う葦:――当りまえのことを当りまえに語る。
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“無間”の意味
《名詞》
絶え間のないこと。ひっきりなしであること。
無限地獄の略。
無間の鐘の略。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“無間”で始まる語句
無間地獄
無間断
無間勝間
無間山
無間奈落