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無手
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むんず
ふりがな文庫
“
無手
(
むんず
)” の例文
次の間で耳を澄して居た源次郎が、バタバタ逃出すところを、飛付いた八五郎に
無手
(
むんず
)
と襟髮を掴まれました。
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
思はず
後居
(
しりい
)
に腰を突く、
膝
(
ひざ
)
の上に
真俯伏
(
まうつぶ
)
せ、真白な両手を重ねて、わなゝく
髷
(
まげ
)
の根、
頸
(
うなじ
)
さへ、あざやかに見ゆる美人の
襟
(
えり
)
を、
誰
(
た
)
が手ともなく
無手
(
むんず
)
と取つて
一拉
(
ひとひし
)
ぎ。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
八五郎が
無手
(
むんず
)
と組付きました。この爭ひは短かくて激しいものでしたが、平次が手傳つて、灯の中に擧げさした顏を見ると、それはあの番頭の仲左衞門の齒を食ひしばつた惡相だつたのです。
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
無手
(
むんず
)
と組んで行くのを、恐ろしい剛力で、ハネ飛ばして、一気に外へ。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
無手
(
むんず
)
と組んで行くのを、恐ろしい剛力で、ハネ飛ばして、一氣に外へ。
銭形平次捕物控:168 詭計の豆
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
ヘタヘタと崩折れる粂吉の
襟髮
(
えりがみ
)
を、八五郎が
無手
(
むんず
)
と押へました。
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“無手”で始まる語句
無手法
無手無眼