烟柱えんちう)” の例文
与次郎は其烟柱えんちうを眺めて、半分背を唐紙からかみに持たした儘だまつてゐる。三四郎のはぼんやりにはうへにある。引越ではない。丸で小集の体に見える。談話も従つて気楽なものである。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)