為難なしがた)” の例文
俗眼だもあやまつことなきなり、たゞ夫れ悪の外被に蔽はれたる至善あり、善の皮肉に包まれたる至悪あるを看破するは、古来哲士の為難なしがたしとするところ、凡俗の容易に企つるあたはざる難事なり。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)