為替券かわせけん)” の例文
こう云う意味の事を書き、それにその旅費にもと云って金弐拾円の為替券かわせけんを封じ込んでよこした。
田舎医師の子 (新字新仮名) / 相馬泰三(著)
「まあ、どこにございましたか。」と、きよは、をまるくしたのです。そして、つちよごれた自分じぶん手紙てがみをいただいて、封筒ふうとうけると、なかからしわくちゃになった為替券かわせけんてまいりました。
雪の降った日 (新字新仮名) / 小川未明(著)