灰土はいつち)” の例文
赤さびの鉄片てっぺんや、まっ黒こげの灰土はいつちのみのぼうぼうとつづいた、がらんどうの焼けあとでは、四日よっか五日いつかのころまで、まだ火気のあるみちばたなぞに、黒こげの死体がごろごろしていました。
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)