火烙ひあぶ)” の例文
おまえは本当のキリストか、それとも贋物にせものか、そんなことはどうでもよい、とにかく、明日はおまえを裁判して、邪教徒の極悪人として火烙ひあぶりにしてしまうのだ。
本来ならば放火は火烙ひあぶりですが、花鳥はなかなか弁の好い女で、抱え主の虐待に堪えられないので放火したという風に巧く云い取りをしたと見えて、こんにちでいえば情状酌量
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)