“瀬川如皐”の読み方と例文
読み方割合
せがわじょこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賢二といへるは寺内河竹新七じないかわたけしんしちの弟子なればなほ血気盛けっきざかりの年頃なりしが真砂助は先代瀬川如皐せがわじょこうの弟子とやらよほどの高齢なるに寒中も帽子をかぶらず尻端折しりはしょりにて向脛むこうずね
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
彼ばかりではない、狂言作者のうちで、かの三代目瀬川如皐せがわじょこうや三代目桜田治助さくらだじすけのごときも明治以後は一向に振わなくなった。所詮しょせんその芸風や作風が明治の観客の好尚に適しなくなったのであろう。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)