トップ
>
瀦水
>
たまりみづ
ふりがな文庫
“
瀦水
(
たまりみづ
)” の例文
かういふ最初の記憶はウオタアヒアシンスの花の仄かに咲いた
瀦水
(
たまりみづ
)
の
傍
(
そば
)
をぶらつきながら、
從姉
(
いとこ
)
とその
背
(
せな
)
に負はれてゐた私と
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
瀦水
(
たまりみづ
)
は惡臭を放てり。朝夕のほかは、戸外に出づべからず。かゝる苦熱はモンテ、ピンチヨオにありし身の知らざる所なり。かしこの夏をば、我猶
記
(
おぼ
)
えたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
長い霖雨の間に
果実
(
くだもの
)
の樹は孕み女のやうに重くしなだれ、ものの卵はねばねばと
瀦水
(
たまりみづ
)
のむじな藻にからみつき、蛇は木にのぼり、真菰は繁りに繁る。
水郷柳河
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
長い霖雨の間に
果實
(
くだもの
)
の樹は孕み女のやうに重くしなだれ、ものゝ卵はねば/″\と
瀦水
(
たまりみづ
)
のむじな
藻
(
も
)
にからみつき、蛇は木にのぼり、眞菰は繁りに繁る。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
かやうにして街に殘されたものは眞菰
臭
(
くさ
)
い
瀦水
(
たまりみづ
)
に釣を好む樂隱居か
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
瀦
漢検準1級
部首:⽔
18画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“瀦水”で始まる語句
瀦水池
瀦水地