“濾過”の読み方と例文
読み方割合
ろか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衆智を吸引して本質の中に濾過ろかしていた。また時々、濾過しない衆愚しゅうぐらしい振舞も見せ、本質の個性をむき出して見せる場合もあるにはある。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一つの事象が知識になるためにはその事象が一たび生活によって濾過ろかされたということを必要な条件とする。ここに一つの知識があるとする。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それとも一応は理性で濾過ろかして、つまり劉子姉さまといふよびかけと対照させてさう呼ぶことに決めて来たのだらうか。
青いポアン (新字旧仮名) / 神西清(著)