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澄江
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すみえ
ふりがな文庫
“
澄江
(
すみえ
)” の例文
「第一わしのようなこんな老人に、もろく負けるようなそんな伎倆では、自慢しようも出来ないではないか。のう
澄江
(
すみえ
)
、そうであろうがな」
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
いろいろ考えたうちに一番感じたのは、自分がこんな泥だらけの服を着て、真暗な
坑
(
あな
)
のなかに
屈
(
しゃが
)
んでるところを、
艶子
(
つやこ
)
さんと
澄江
(
すみえ
)
さんに見せたらばと云う問題であった。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
主水
(
もんど
)
も
澄江
(
すみえ
)
も失望したが、とにかく明朝宿を立ち、高萩へ行って猪之松親分を探り、さっきの武士が陣十郎か否か、確かめて見ようと決心した。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
自分の魂が遠慮なく火の中を
馳
(
か
)
け廻って、
艶子
(
つやこ
)
さんになったり、
澄江
(
すみえ
)
さんになったり、
親爺
(
おやじ
)
になったり、金さんになったり、——
被布
(
ひふ
)
やら、
廂髪
(
ひさしがみ
)
やら、
赤毛布
(
あかげっと
)
やら、
唸
(
うな
)
り
声
(
ごえ
)
やら、
揚饅頭
(
あげまんじゅう
)
やら
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
叫ぶ娘の
澄江
(
すみえ
)
をグッと、再び抱え込んだ陣十郎は、二人の武士に向い威嚇的に、白刃を振り廻し叱咤した。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
澄
常用漢字
中学
部首:⽔
15画
江
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
“澄江”で始まる語句
澄江堂
澄江堂雑記