潮烟しおけむり)” の例文
甲板は気味わるいほど寂然ひっそりして、強風のもとに船体は傾斜したまま、盛んに潮烟しおけむりを浴びながらはしっていた。動揺は少し収まったけれど、それでも殆んどっていられないくらいだった。