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渾良夫
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こんりやうふ
ふりがな文庫
“
渾良夫
(
こんりやうふ
)” の例文
渾良夫
(
こんりやうふ
)
はもと/\小姓上りとて派手好みの伊達男である。此の日彼は紫衣に
狐裘
(
こきう
)
を重ね、牡馬二頭立の豪奢な車を驅つて宴に赴いた。
盈虚
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
おやと思つて聞き耳を立てると、今度は莫迦にはつきり聞えて來た。「俺は
渾良夫
(
こんりやうふ
)
だ。俺に何の罪があるか! 俺に何の罪があるか!」
盈虚
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
或夜、莊公は
渾良夫
(
こんりやうふ
)
に向つて、
先
(
さき
)
の衞侯
輒
(
てふ
)
が出奔に際し累代の國の寶器をすつかり持去つたことを語り、如何にして取戻すべきかを計つた。
盈虚
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
渾
漢検1級
部首:⽔
12画
良
常用漢字
小4
部首:⾉
7画
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“渾”で始まる語句
渾名
渾身
渾然
渾沌
渾
渾力
渾成
渾融
渾天儀
渾河