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温習
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おさらい
ふりがな文庫
“
温習
(
おさらい
)” の例文
それよりも、徹夜の
温習
(
おさらい
)
に、何よりか
書入
(
かきい
)
れな
夜半
(
やはん
)
の茶漬で忘れられぬ、大福めいた
餡餅
(
あんも
)
を
烘
(
あぶ
)
ったなごりの、餅網が、
佗
(
わび
)
しく
破蓮
(
やればす
)
の形で畳に飛んだ。
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
芝居の
桟敷裏
(
さじきうら
)
を折曲げて、縦に
突立
(
つった
)
てたように——
芸妓
(
げいしゃ
)
の
温習
(
おさらい
)
にして見れば、——客の
中
(
うち
)
なり、楽屋うちなり、
裙模様
(
すそもよう
)
を着けた草、
櫛
(
くし
)
さした木の葉の二枚三枚は、廊下へちらちらとこぼれて来よう。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
習
常用漢字
小3
部首:⽻
11画
“温習”で始まる語句
温習会