渋滞じふたい)” の例文
旧字:澁滯
三宅氏は又「批評をも全々(原)小説家の手にゆだねておく事は、寧ろ文学の進歩発展を渋滞じふたいさせる恐れがある」と言つてゐる。
おまけに十二句を続けさまに読めば、同じ「調べ」を繰り返した単調さを感ずるうらみさへある。が、芭蕉はかう云ふ難所に少しも渋滞じふたいを感じてゐない。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)