淡明うすあか)” の例文
さすがに鉄壁のような欅張りも、ようやく、ひとみのぞかれるぐらいな穴が彫れた。サクリッ……とえぐりこんだ短刀の肌に、淡明うすあかりがだんだんと濃くなった。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)