海老えみの)” の例文
ところが、越中次郎兵衛と海老えみの次郎が、先陣を争っているうちに、その夜も、空しく過ぎてしまったのは、何としても平家に運がなかったのである。
平家の大将軍には小松の新三位中将資盛、同少将有盛、丹後侍従忠房、備中守師盛、侍大将には伊賀平内へいない兵衛清家、海老えみの次郎盛方が任ぜられ、勢三千余騎で三草山の西麓に押し寄せて陣を張った。