トップ
>
海祇
>
ワタツミ
ふりがな文庫
“
海祇
(
ワタツミ
)” の例文
いなひの命は熊野の海で難船に遭うて、妣が国へ行くと言うて、海に這入つた。此母は、
海祇
(
ワタツミ
)
の娘たまより媛をさすのは、勿論である。うつかり見れば、其時々の偶発語とも見えよう。
信太妻の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
海人部が、
海祇
(
ワタツミ
)
に奉仕して、時には、海の神人の資格に於て、海祇としての行事を摂行する事がありました。海人の献つた御贄は、海祇の名代で、同時に、海祇自身のする形なのでした。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
古く、
海祇
(
ワタツミ
)
から山祇に変化すべき理由があつたからです。
翁の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
祇
漢検準1級
部首:⽰
9画
“海”で始まる語句
海
海岸
海嘯
海鼠
海苔
海老
海月
海原
海辺
海人