海幸うみさち)” の例文
しかるに海幸うみさちを守る蛭子社を数町乃至ないし一、二里も陸地内に合併されては、事あるごとに祈願し得ず、兵卒が将校をうしないしごとく歎きおり
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)
山幸やまさちも自分のさちだ。海幸うみさちも自分のさちだ。やはりお互にさちを返そう」と言う時に、弟のホヲリの命が仰せられるには
海幸うみさち、山幸にはめぐまれ、日野川に産する砂鉄は刀鍛冶にはなくてならない物であり、大山祭りの年四たびに開かれる上市下市の牧の牛馬の売買からあがる税も少なくはない。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
海幸うみさちいかに多くとも
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
海幸うみさちと山幸