“浪乃”の読み方と例文
読み方割合
なみの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔父の深田琴吾きんごというのが、家来の山家斧三郎おのさぶろうと腹を合せ、おめかけのお新という女を立てて、奥方の浪乃なみの様を、いろいろ難癖をつけて屋敷に居られないように仕向けた。
異人いじんとの掛け合ひに骨を折つて居るのに、駒形の留守宅では、叔父の深田琴吾きんごといふのが、家來の山家をの三郎と腹を合せ、おめかけのお新といふ女を立てて、奧方の浪乃なみの樣を
母親の女主人は浪乃なみのと言つて、三十五六の少し陰氣ではあるが立派な婦人。