“なみの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浪乃50.0%
波野25.0%
浪乗25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
異人いじんとの掛け合ひに骨を折つて居るのに、駒形の留守宅では、叔父の深田琴吾きんごといふのが、家來の山家をの三郎と腹を合せ、おめかけのお新といふ女を立てて、奧方の浪乃なみの樣を
その夕がた、分署長の波野なみの警部補は、トキワ館の近くに用事があったので、その帰りにトキワ館にたちよって、応接間で主人と話しこんでいました。
天空の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
海には僕等の来たころ勿論もちろん、きのうさえまだ七八人の男女なんにょ浪乗なみのりなどを試みていた。しかしきょうは人かげもなければ、海水浴区域を指定する赤旗あかはたも立っていなかった。
海のほとり (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)