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浅茅生
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あさぢう
ふりがな文庫
“
浅茅生
(
あさぢう
)” の例文
旧字:
淺茅生
向うの、離座敷の障子の桟が、ぼんやりと風のない
燈火
(
ともしび
)
に描かれる。——そこへ
行
(
ゆ
)
く背戸は、
浅茅生
(
あさぢう
)
で、はらはらと足の甲へ露が落ちた。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
処へ、母屋から
跫音
(
あしおと
)
が響いて来て、
浅茅生
(
あさぢう
)
を
颯々
(
さっさっ
)
、
沓脚
(
くつぬぎ
)
で、カタリと
留
(
や
)
むと、所在紛らし、谷の上の
靄
(
もや
)
を
視
(
なが
)
めて縁に立った、私の直ぐ
背後
(
うしろ
)
で、
衣摺
(
きぬず
)
れが、はらりとする。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
崖へ向いた後姿、すぐに
浅茅生
(
あさぢう
)
へ帯腰を細く曲げたと思うと、さらさらと水が聞えた。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
浅
常用漢字
小4
部首:⽔
9画
茅
漢検準1級
部首:⾋
8画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“浅茅”で始まる語句
浅茅
浅茅原
浅茅山
浅茅浦