“浄光寺”の読み方と例文
読み方割合
じょうこうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浄光寺じょうこうじと申す山内さんない末院まついん所化しょけにて、これも愚僧などゝ同様、折々悪所場あくしょば出入でいり致し候得念とくねんと申す坊主にて有之候。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
一面の裏田圃……上木下川かみきねがわ下木下川しもきねがわ、はるかに葛飾かつしかの野へかけて、稲田のおもてが、波のようにゆらいでいる。釣鐘堂つりがねどう浄光寺じょうこうじの森は、大樹の梢が風にさわいで、まるで、女が髪を振り乱したようです。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)