洞口ほらのくち)” の例文
そもかの金眸大王が洞は、麓を去ること二里あまり、山を越え谷をわたること、その数幾つといふことを知らねど。もし間道より登る時は、わずか十町ばかりにして、その洞口ほらのくちに達しつべし。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)