“洒亜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃあ66.7%
しあ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のみならず、一旦恥辱をこうむって、吾々同胞の面汚つらよごしをしていながら、洒亜しゃあつくで帰って来て、感状を頂きは何という心得だ。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おれが十二の小僧の時よ。朝露の林を分けて、ねぐらを奥山へ出たと思いねえ。けえろつらぶっかけるように、仕かけの噴水が、白粉おしろいの禿げた霜げた姉さんの顔を半分に仕切って、洒亜しゃあと出ていら。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
のみならず、一旦恥辱をこうむつて、われわれ同胞の面汚つらよごしをしてゐながら、洒亜しあつくで帰つて来て、感状をいただきは何といふ心得だ。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)