洋罫紙ようけいし)” の例文
この最後の本には大判の洋罫紙ようけいしが一枚はさんであったが、むやみに走り書きがしてあったり、消してあったりした。
洋罫紙ようけいしの綴じたのに、十月——日と日附けをして書きながら、彼女は、カアッとまぶしいように明るかった自分の上に、また暗い、冷たい陰がさして来るのを感じた。
地は饒なり (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ところで、被害者の家の捜索によって、二階の紙屑籠くずかごから、洋罫紙ようけいしにペンでしたためて四つに折って封筒に入れたまま真ん中から二つに裂いた未亡人から夫にあてた簡単な置き手紙が一通出た。
誰が何故彼を殺したか (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
原稿紙は十九字詰十行の洋罫紙ようけいしで、輪廓りんかくは橋口五葉君に画いて貰ったのを春陽堂に頼んで刷らせて居る。十九字詰にしたのは、此原稿紙をこしらえた時に、新聞が十九字詰であったからである。