泰文やすぶみ)” の例文
死刑される当の人は中納言藤原泰文やすぶみの妻のきん子と泰文の末娘の花世はなよ姫、公子のほうは三十五、花世のほうは十六、どちらも後後のちのちの語草になるような美しい女性だったので
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
死刑される当の人は、中納言藤原泰文やすぶみの妻の公子きんこと泰文の末娘の花世はなよ姫で、公子のほうは三十五、花世のほうは十六、どちらも後々のちのちの語草になるような美しい女性だったので
無月物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)