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泥舟
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どろぶね
ふりがな文庫
“
泥舟
(
どろぶね
)” の例文
火になつた
焚
(
た
)
き木を
負
(
お
)
つてゐる狸、
泥舟
(
どろぶね
)
と共に
溺
(
おぼ
)
れる狸、——あの狸の死を御覧なさい。狸を亡すのは兎です。やはり一匹の獣です。この位意味の深い話があるでせうか?
教訓談
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
足に引きずる
草履
(
ぞうり
)
と見たれば。泥で固めたカチカチ山だよ。まるで狸の
泥舟
(
どろぶね
)
まがいじゃ。乞食まがいのケッタイ坊主が。流れ渡って来た国々の。風に
晒
(
さら
)
され
天日
(
てんぴ
)
に焼かれて。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
かげに来て米
炊
(
かし
)
ぐ
泥舟
(
どろぶね
)
の
鉢
(
はち
)
の
撫子
(
なでしこ
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“泥舟”の解説
泥舟(どろぶね)とは、歌舞伎の大道具の名称。
(出典:Wikipedia)
泥
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
舟
常用漢字
中学
部首:⾈
6画
“泥舟”で始まる語句
泥舟翁