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『教訓談』
ふりがな文庫
『
教訓談
(
きょうくんだん
)
』
あなたはこんな話を聞いたことがありますか?人間が人間の肉を食つた話を。いえ、ロシヤの飢饉の話ではありません。日本の話、——ずつと昔の日本の話です。食つたのは爺さんですし、食はれたのは婆さんです。 どうして食つたと云ふのですか?それは狸の悪企 …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約2分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
爺
(
ぢい
)
伽噺
(
とぎばなし
)
其処
(
そこ
)
化
(
ば
)
古狸
(
ふるだぬき
)
婆
(
ばあ
)
悪企
(
わるだく
)
泥舟
(
どろぶね
)
溺
(
おぼ
)
焚
(
た
)
狸
(
たぬき
)
獣
(
けもの
)
負
(
お
)
飢饉
(
ききん
)