“泥浚”の読み方と例文
読み方割合
どろさらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……海鼠なまこが這うようにちょろちょろと、蘆間あしまをあとへ引きますぞいの。村中が心を合せて、泥浚どろさらいをせぬ事には、ここの浦は、いまのに干潟になって、やがて、ただ茫々ぼうぼうと蘆ばかりになるぞいの。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)