泥没でいぼつ)” の例文
城内の町は分らないが、郊外百里の周囲は、まだ洪水のあとが生々なまなましく、田は泥湖どろうみと化し、道は泥没でいぼつし、百姓はみな木の皮を喰ったり、草の葉に露命をつないでいる状態である。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)