“波羅門（バラモン）” の例文
けだし釈迦は波羅門（バラモン）を破り、路得（ルター）は天主教を新にす。わが邦の沙門（しゃもん）もまたよく崇（すう）を興せり。これによりてこれを見れば、信あに遷（うつ）すべからざらんや。
教門論疑問 (新字新仮名) ／ 柏原孝章(著)
もう目の向ふに波羅門（バラモン）の銅色の娘が綺麗な裸体でねそべつてゐるのを見出してゐた——娘はひどく自由な、物なれた物腰でゆるやかに立ちあがると
木枯の酒倉から：――聖なる酔つ払ひは神々の魔手に誘惑された話―― (新字旧仮名) ／ 坂口安吾(著)
波羅門（バラモン）僧の如く聴け。
ランボオ詩集 (新字旧仮名) ／ ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー(著)