波映なみば)” の例文
後醍醐が現われると、階下ではみな、ひれ伏したので、満庭まんてい、衆人の背の波だった。およそ綺羅きら波映なみばえといっていい。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)