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油煎
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あぶらい
ふりがな文庫
“
油煎
(
あぶらい
)” の例文
村に一人の
大悪人
(
だいあくにん
)
があって寄ってたかって
打殺
(
うちころ
)
してしまったが、中には彼の心臓をえぐり出し、
油煎
(
あぶらい
)
りにして食べた者がある。そうすると肝が太くなるという話だ。
狂人日記
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
と罵り合ひ、鋸で幹を伐る音をきかせ、釜の火を焚け、油を沸かせと、
油煎
(
あぶらい
)
りの計畫をしてゐる。
春宵戯語
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「
油煎
(
あぶらい
)
りになるかもしれねえ。金にもならねえことを。粋狂なやつらだ。——お袖、飯をくれ」
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五右衛門が
油煎
(
あぶらい
)
りも遠くこれには及ぶまいと思われるほどの蒸しかたでしたが、しかし宮仕えするものの悲しさには、暑い寒いのぜいたくをいっていられなかったものでしたから
右門捕物帖:08 卍のいれずみ
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
煎
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
“油”で始まる語句
油
油揚
油断
油然
油壺
油画
油蝉
油斷
油火
油単