“油坊主”の読み方と例文
読み方割合
あぶらぼうず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忠盛ただもり油坊主あぶらぼうずを捕へた。私も引捕へて詮議すればかつたものを……と、老後のくやみ話。
雨夜の怪談 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
楢茸ならたけ湿地茸しめじだけ、稀に紅茸、初茸は滅多になく、多いのが油坊主あぶらぼうずと云う茸だ。一雨一雨に気は冷えて行く。田も林も日に/\色づいて行く。甘藷さつまが掘られて、続々都へ運ばれる。田舎は金が乏しい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)