河堤かわどて)” の例文
喜内老人であろう、二階笠の紋じるしの提灯ちょうちんを振って、河堤かわどてから、橋を越えて去りゆく兄弟へ、涙声をふりしぼった。
柳生月影抄 (新字新仮名) / 吉川英治(著)