トップ
>
沢山
>
どつさり
ふりがな文庫
“
沢山
(
どつさり
)” の例文
旧字:
澤山
光村利藻氏がまだ全盛を極めてゐた頃、その須磨の別荘には、色々な骨董物が
沢山
(
どつさり
)
置かれてあつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
殿様がこの場合鳴門の瀬戸を思ひ出したのは賢い方法で、
人間
(
ひと
)
の力で自由にならないものは
沢山
(
どつさり
)
あるのだから、その中からどんな物を引合ひに出さうと自分の勝手である。
硯と殿様
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
殿様がこの場合鳴門の瀬戸を思ひ出したのは賢い方法で、
人間
(
ひと
)
の力で自由にならないものは
沢山
(
どつさり
)
あるのだから、その中からどんな物を引合ひに出さうと自分の勝手である。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
故人ルウズヴエルトの
沢山
(
どつさり
)
ある子供の一人が——誰だつたか名前は一寸思ひ出せないが——幼い頃公園の
木
(
こ
)
かげで
下様
(
しもざま
)
の身なりの汚い子供達と一緒に遊んでゐた事があつた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「なに高い事は無いさ、幾万円払つた骨董が
宅
(
うち
)
の土蔵にしまひ込んであるとなると、
外
(
ほか
)
に
沢山
(
どつさり
)
あるがらくた道具までが、そのお蔭で
万更
(
まんざら
)
な物ぢや無からうといふので、自然
値
(
ね
)
が出て来ようといふものぢやないか。」
贋物
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
「なに高い事は無いさ、幾万円払つた骨董が
宅
(
うち
)
の土蔵にしまひ込んであるとなると、
外
(
ほか
)
に
沢山
(
どつさり
)
あるがらくた道具までが、そのお蔭で
万更
(
まんざら
)
な物ぢや無からうといふので、自然
値
(
ね
)
が出て来ようといふものぢやないか。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
沢
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“沢山”で始まる語句
沢山咸
沢山有之