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没分暁
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ぼつぶんぎょう
ふりがな文庫
“
没分暁
(
ぼつぶんぎょう
)” の例文
旧字:
沒分曉
細工に落ちるというが、ぼくのやる事は自然の手順が狂わないようにあらかじめ
人力
(
じんりょく
)
で装置するだけだ。自然にそむいた
没分暁
(
ぼつぶんぎょう
)
の事を
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それを知らなければ
畢竟
(
ひっきょう
)
無理解
没分暁
(
ぼつぶんぎょう
)
の
親爺
(
おやじ
)
たる事を免れ難いかもしれない。ましてや内部生活の疎隔した他人はなおさらの事である。
相対性原理側面観
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
弁者は渠の
没分暁
(
ぼつぶんぎょう
)
を笑いて
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いたずらに自尊の念と
固陋
(
ころう
)
の
見
(
けん
)
を
綯
(
よ
)
り合せたるごとき
没分暁
(
ぼつぶんぎょう
)
の
鞭
(
むち
)
を振って学生を精根のつづく限りたたいたなら、見じめなのは学生である。
作物の批評
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
細工に落ちると云ふが、僕のやる事は、自然の手順が狂はない様にあらかじめ
人力
(
じんりよく
)
で装置をする丈だ。自然に背いた
没分暁
(
ぼつぶんぎょう
)
の事を企てるのとは
質
(
たち
)
が違ふ。細工だつて構はん。細工が
悪
(
わる
)
いのではない。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“没分暁”の意味
《名詞》
ものわかりが悪いこと。
(出典:Wiktionary)
没
常用漢字
中学
部首:⽔
7画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
暁
常用漢字
中学
部首:⽇
12画
“没分暁”で始まる語句
没分暁漢