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池沼
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ちしょう
ふりがな文庫
“
池沼
(
ちしょう
)” の例文
こうしたじめじめした
池沼
(
ちしょう
)
のほとりの雰囲気はいつも自分の頭のどこかに幼い頃から巣くっている色々な
御伽噺
(
おとぎばなし
)
中の妖精を思い出すようである。
雨の上高地
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
山入
(
やまいり
)
の水源は深く沈んだ
池沼
(
ちしょう
)
であろう。湖と言い、滝と聞けば、末の
流
(
ながれ
)
のかくまで
静
(
しずか
)
なことはあるまいと思う。たとい地理にしていかなりとも。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すなわち一生を
御社
(
おやしろ
)
に捧げて、歌いつ舞いつする者となったり、もしくは水の精を
聟
(
むこ
)
に
儲
(
もう
)
けたと
謂
(
い
)
って、末にはするすると長い
裳裾
(
もすそ
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
池沼
(
ちしょう
)
の底に入ってしまったり
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
池
常用漢字
小2
部首:⽔
6画
沼
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“池沼”で始まる語句
池沼幽水