江総こうそう)” の例文
紇の従者の江総こうそうという者が、その小供を隠匿して養育したが、至って敏捷活発で、鬼神の言ったとおり、後に文字を識り、書を著わして家名を揚げたのであった。
美女を盗む鬼神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
紇は後にちん武帝ぶていのために誅せられたが、彼は平素から江総こうそうと仲がよかった。江総は紇の子の聡明なるを愛して、常に自分の家に留めて置いたので、紇のほろびる時にもその子は難をまぬかれた。